作りっぱなしにしない・日曜クラス
- 佐々木敏光
- 2月27日
- 読了時間: 2分
更新日:2月28日
日曜クラスのR,S君の[工作の絵] 紙粘土工作で作った人を絵にしています。工作好きのR君に「8色使ったら次は工作だよ」いつもこんなやり取りをしながら制作しています。

この教室では制作したものを描きっぱなし、作りっぱなしにせず、それ以後の作品に展開させていきます。それによりモノに対する愛情や心の中の所有物が増えて想像力や発想力などを豊かにする事ができるのではないかと考えています。
それ以外にも絵や工作の描画方法にも効果があり、その一例を挙げると、線の正確性が増すことがあります。ハサミを使ってモノを切る時のガイドラインを描くときその線が途切れていたり、線の始点と終点を繋げなければならない時に繫がっていない時、講師がハサミを入れるのが難しくなるという指摘が出来ます。実際にはほとんどの工作で多少の誤差や線が途切れていても切る事は容易ですし、そもそもモノづくりの気持ちが先行する生徒は繋がっていようがいまいが切ってしまう場合がほとんどです。ただそのことを絵と関連付けて指摘するとほとんどの生徒が納得してくれます。それがすぐに工作や絵に効果があるのか?というとそうではありませんが、なるほどと思わせる事が出来て、それが最初の一歩になります。(その時は納得して線を繋げても暫くするとまた繋がっていなかったり、そんなことを繰り返しつつ工作と絵の関連を探し指摘しています)
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