今回の課題はテープをどう理解していくかという副題があります。基本テープは簡易的な要素が強い接着材料、簡単で手も汚れず楽に制作できますが見た目がよくないといったマイナス面があり、年齢が低ければ使ってもらいますが年齢が上になってきた時に様々な問題が出てきます。もちろんおしゃれで格好の良いテープもたくさんありますが、それはそれで既存のモノに頼りすぎるという児童の制作において[どうなの]という多少の疑問符が出てきます。
今回の制作ではテープの使用について講師の考えを説明した上で制作してもらっています。その結果、テープをほとんど使わないという現象がうまれています。
[ごはん]を作ったのはY,Hちゃん、はじめはお茶碗メインで作り始めましたが出来上がりはご飯がクローズアップされました。それを見たAちゃんはカレーライスを制作。
[ロブスター]を作ったのはChi ちゃん、立体感のある作品になりました。
[さかな]を作ったのはI,Y君、一つ一つが挑戦の制作。
R,Oちゃんの[カメレオン] 今しか作れないであろう作品。
作りたいもの、描きたいものだけを制作しそれ以外のモノには興味がわかない個性の強い生徒は楽な材料を好み、面倒な準備や片付けを避ける傾向があります。そんな生徒程、回りくどい説明やはぐらかすような言い回し、あるいは決まり事を課すと逆効果になり講師との信頼関係が薄くなるように思います。
今回どの生徒もテープの使用を控え、逆に講師の方から「テープを使ったら」とアドバイスをする自慢の授業となっています。
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